2008年2月19日火曜日

本: レボリューション・イン・ザ・バレー ― 開発者が語るMacintosh誕生の舞台裏

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レボリューション・イン・ザ・バレー―開発者が語るMacintosh誕生の舞台裏

Macintosh主力開発者の一人、Andy Hertzfeld が書いた本。300ページ以上にわたって100ほどの逸話が書かれている。備忘録を兼ねて面白かった所のタイトルを少し。
  • 現実歪曲空間 -Budが定義したSteveのユニークな才能
  • むしろポルシェのように -Macintoshの外観のデザイン
  • 角丸長方形だらけ! -Steveは現実の世界に気付かせることでBillにインスピレーションを与えた
など。ある程度のアップル史知識があると断然楽しい。『アップル ―世界を変えた天才たちの20年』や『アップル・コンフィデンシャル』を読んだ方に。お薦めですよ。


*2/22 追記
読了。アップル本の中では高い方だが、実際にMacintosh開発の一人が書いていて、紙質&オールカラー&貴重な写真、であることを考えるとかなり割安と思える。Macintosh開発実態をこれだけ生々しく記した書籍は後にも先にもこれだけだろう。それだけ資料性は高かった。

Macintoshの生みの親といえば、それまでMacintoshプロジェクト立案のJef Raskinで、教え子のBill AtkinsonがMacPaintの功績から次に挙がると思っていたが、本書を読めば大学すら出てないBurrell Smithの活躍が凄まじい事を知る。ただ著者のAndy Herzfeldは、Macintoshの父を一人選ぶとすれば、前述の人物を差し置いてJobsしかないとしており新鮮だった。

Andy Hertzfeld - Wikipedia

レボリューション・イン・ザ・バレー―開発者が語るMacintosh誕生の舞台裏