2011年2月2日水曜日

『睡眠はコントロールできる』マンガ「東京大学物語」のキャラを使って分かりやすく睡眠を説明するアプリ


先日出た iPhoneの書籍アプリ『睡眠はコントロールできるicon』を読了、睡眠について興味がある人に是非読んでもらいたい書籍アプリです。

睡眠はコントロールできる
価格: ¥115 App
期間限定セール中
iPhone、iPad対応

まずマンガで読みやすい
『東京大学物語』のキャラ 水野遙がアシスタントのクリニックに、患者が来院。冒頭のように悩みが10ページほどで描かれます。患者の愁訴部分ですが、患者側の主観的なものなのでマンガでの説明が非常によく合います。つまり悩みや苦しみがよく表現されているのです。


『解決編』と『水野遙の素朴な疑問』
次に患者愁訴に対し、どう治療するべきかが『解決編』で述べられます。具体的な患者の例をあげて治療がどのように進んで行ったのか説明されています。更に一般論に戻って、睡眠についてどのような知識を持つべきか、体や薬について説明が加えられます。

そして、補足となるのが『水野遙の素朴な疑問』。こちらでは普通の人が疑問として持つようなことを、Q&A形式で説明しています。「睡眠薬は怖い薬なのでは?」という問いには、薬のメリットと常用する危険性を同時に説明することで正しい睡眠薬の使用法を説明する形になっています。


普通の人の睡眠を良くする方法も
タイトルとして「ストレスによる不眠」や「睡眠時無呼吸症候群」「夢遊病」といった改善したい症状の他に、「睡眠を攻める」「寝たい時間と眠れる時間」といった睡眠のメカニズムを知り活用する為の知識についても説明されています。
巻末対談:遠藤拓郎x江川達也
「バランスよくコントロールしよう」とタイトルされ、漫画家 江川氏の睡眠についての経験や疑問などに対し、専門家 遠藤氏の科学的説明という図式。睡眠を高度管理された社会を妄想する二人の見解の違いなども。以下、ネタバレなので控えます。


現在115円。この値段なので、睡眠に興味のある全ての人に。ナルコプレシーや睡眠時無呼吸症候群など、睡眠で悩んでいる人の辛さを少しでも知ることができるという部分だけでも価値があると思います。また現代社会において時間はもっとも貴重な資源。だからこそ、もっと活用する工夫が出来そうなのが睡眠なのかも知れません。

睡眠はコントロールできる
カテゴリ: ブック
価格: ¥115 App
 (期間限定セール中)


以下、遠藤拓郎氏の本