ジョブズは競争優位をいかに築き、持続させたのか?8月28日に出版された書籍『アップルの破壊的イノベーション―ケーススタディから競争戦略を読み解く 』(雨宮寛二著、NTT出版)を購入しました。
故スティーブ・ジョブズの経営戦略について学問的な見地からどうみえるのか興味津々だったので購入。
帯の裏にはこの本の目的が。「本書の目的はクリステンセンが提唱したイノベーションの法則を分析フレームワークとして、アップルがこの10年余りの間に展開した iMac、iPod、iPhone、iPad がいかなるイノベーションを起こし、競争優位を築き上げたかを解明することにある。(序章より)」
クレイトン・クリステンセン 経営思想家トップ50:第1位 | 経営思想家トップ50|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
クレイトン・クリステンセンは、経営思想家ランキング「Thinker50」において最新2011年度で1位に選出された人物。著書『イノベーションのジレンマ』(*Kindle版も出てますね!)は特に有名です。(ちなみに2009年の「Thinkers50」では4位にジョブズが!)
ジョブズが「イノベーションのジレンマ」や「コア・コンピタンス経営」などの書籍を参考にしていたというのは知られるところですが、本書では iPod、iPhone、iPad とそれぞれ製品コンセプトとポジショニング、製品戦略、成功要因、イノベーションについて頁が割かれています。
目次はこちら。
序 章:アップルのイノベーション力
第1章:アップルにイノベーションをもたらしたビジョンと戦略
第2章:古典的なイノベーションの考え方とクリステンセンによるイノベーションの法則
第3章:iMacの戦略とイノベーション
第4章:iPodの戦略とイノベーション
第5章:iPhoneの戦略とイノベーション
第6章:iPadの戦略とイノベーション
第7章:アップルの破壊的戦略
あとがきから、序章、第1章と読んだところ。ここらあたりから面白くなってきそうな感じです。