2008年10月2日木曜日

特薦本: 「デジタル一眼」上達講座


これまで読んだデジタル一眼初心者用のもので一番まとまっていて、分かりやすかった本。今年8月出版の本でもあり、最新のデジイチ事情で書かれている。

撮り方は人それぞれだろうが、著者の選択とその理由が書かれているのでとても参考になる。以下、背表紙の帯から

・撮影モードは、たくさんあっても「プログラム」だけでいい
・デジタル一眼なら高感度でどんどん撮ろう
・オートフォーカスは中央一点にセットする
・露出モードはマルチパターン測光がベスト
・「手ブレ補正」でも、止まらない「ブレ」がある
・プロはファインダーで四隅と影をしっかり見る
・人物を逆光で撮らないのは大間違い
・明るいときこそストロボ技 ・・・・・etc

さらに目次は以下で総192ページ。

はじめに
第一章 「デジタル一眼」を使いこなす設定極意

第二章 「マニュアル」ではわからない「デジタル一眼」使いこなしのツボ
第三章 これだけは知っときたい「デジタル一眼」撮影のキホン
第四章 やっぱり愉しい交換レンズ選び
第五章 違いが分かる「人」「もの」「風景」撮影の極意
第六章 「デジタル一眼」メンテナンス術
あとがき


「カラー版」とあるように、巻頭に約10枚、本文中に約40枚ほどのカラー写真が入ってるのも嬉しい。撮影モード、絞り、露出補正、ISOなどの情報も記載されており、初心者には分かりやすくなっている。

*画像はamazonより


また個人的な発見があった見出しを参考まで。
P44 「プログラム」モードは「プログラムシフト」で万能になる
P49 ISO感度を上げ「125分の1秒」でブレを解消する
P55 私の定番「おすすめ設定」
P89 視度調整は写真を撮る要
P90 キャップ代わりの保護フィルターは必要ない
P146 人物撮影に連射はやり過ぎ
P164 「泣かせの前ボケ」で山を撮る

月刊カメラ雑誌には真似できない「これ一冊読めばok!」的な内容。もしデジイチの基礎から学びたいなら、真っ先に勧めたい一冊です。

さいごに
 そうそう、この本を探して5件ほどハシゴするも発見できず。関西随一の品揃えのジュンク堂大阪本店で店員さんに探してもらいました。曰く「人気で品薄状態」とか。一般的にも高評価のようです。