2014年6月20日金曜日

鈴木大拙館:水鏡の庭で思索する禅空間建築(金沢市)#THETA


先日、金沢市にある鈴木大拙館に行ってきました。

鈴木大拙(1870-1966)は、日本の禅文化を海外に広めた仏教哲学者として知られています。スティーブ・ジョブズの師、知野弘文を米国に呼び寄せた鈴木俊隆(1905-1971)と併せて、欧米では「2人の鈴木」と呼ぶようです。

鈴木大拙館の開館時間は9:30。早朝の兼六園を散策しつつ時間調整を。

ちょうどカキツバタの時期でした。

9時を回る頃には兼六園も人が増えてきて移動を開始。


開館前の鈴木大拙館に
 兼六園から10分ほど歩いて到着。
D. T. Suzuki Museum 鈴木大拙館
鈴木大拙館
設計は谷口吉生氏。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、東京国立博物館・法隆寺宝物館、ニューヨーク近代美術・館新などの建築で有名。東京国立近代美術館などの設計で知られる父 谷口吉郎が金沢出身なんですね。谷口吉生 - Wikipedia 

鈴木大拙館の開館前ですが、実は入場しなくても楽しめる部分があります。
散策路へ向かうと。。。

鈴木大拙館の見所である「水鏡の庭(Water Mirror Garden)」と「思索空間(Contemplative Space)」が。誰もいない静寂な空間を楽しむことができます。

さらに時間があれば裏の小道から、市の指定文化財「松風閣庭園」をみることも。そうしているうちに開館時間に。


鈴木大拙館の中へ

内部回廊。写真撮影は、展示物だけでなければ大丈夫とのことでした。奥の光のところに「玄関の庭」が。

展示空間。

学習空間。写真の左側には鈴木大拙の著作、大拙の映像やラジオなどが視聴可能なiPadが置いてありました。窓の外は「路地の庭」。つくばいはイサム・ノグチのものだとか。

*公式サイトより

水鏡の庭と思索空間
学習空間を過ぎると、一番の建築的特徴である水鏡の庭のある外部回廊に。

鈴木大拙館・水鏡の庭
水鏡の庭と外部回廊
鈴木大拙館・思索空間棟
思索空間の中からみる水鏡の庭
水鏡の庭では、定期的に波紋の発生が
水鏡の庭と思索空間でのんびり1時間ほど過ごしました。

最後に、RICOH THETAでの撮影画像を。
Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA



鈴木大拙館、ゆったりと時間をとって出来れば早朝をオススメしたいと思います。

鈴木大拙館
所在地:石川県金沢市本多町3丁目4番20号
開館時間:9:30-17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般 300円、高校生以下 無料。その他割引きあり
休館日:毎週月曜日、年末年始 *月曜休日なら直後の平日
電話:076-221-8011
詳細は公式サイトへ:鈴木大拙館について | 鈴木大拙館

 

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