岐阜市にできた『
みんなの森 ぎふメディアコスモス」を見学してきました。
設計は、”建築界のノーベル賞”ことプリツカー賞を受賞
した伊東豊雄氏。同様に図書館を中心とした複合施設「
せんだいメディアテーク」で知られています。
せんだいメディアテーク:世界で最も美しい公共図書館に選ばれた複合文化施設にいってきた #死ぬまでに見ておくべき100の建築 | トブ iPhone
「みんなの森 ぎふメディアコスモス」は
市立中央図書館、市民活動交流センター、展示ギャラリーなどからなる複合施設で、2015年7月にオープン。
ちなみに訪問したのは11月末でした。
正面左から。玉ねぎのような特徴的な形が。正体は施設の中で。
裏に回ったところ。
1階 交流と展示と
正面に戻り、中へ。案内板が面白い。
カウンターは受付。こちらで写真撮影許可証をもらいました。
1階のフロアマップ。エントランスホール、ギャラリー、スタジオなど。
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ローソン |
エントランスホール奥のショップに「
ローソン」。特徴的な天井の仕上げも気になりました。
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ワイワイ畳 |
学生や若い人が多め。お昼どきだったので、食事をとってる人が。
実は歩いて行ける距離に食事できるお店がなく、同じくローソンで買って食べることに。当面、食事には期待できないのかも。
ただし、2月にはスタバもオープン予定とのこと。軽食なら。
レンタルルームが安い!
1階フロアマップの左奥、3つのスタジオがある部分。
このレンタルスペースが安い!
写真の「あつまるスタジオ」は47.6平米、定員25人で
1時間350円から。
隣の「つながるスタジオ」は35平米、定員15名で
1時間270円、プロジェクター、スクリーン、ブルーレイプレーヤー+5.1chサウンドシステム付き!
この価格で使えるのは非常に便利そう。
そして2階へ。実はここから「ぎふメディアコスモス」の本領発揮。
2階 木製格子の天井にグローブが生える図書館
木製格子を使った曲面形状の天井と、巨大なシェードのような「
グローブ」と呼ばれる笠状のもの。
まず天井。
2階の天井は、ヒノキの木造格子を構造材として使用。最も分厚いところで3方向7枚で計21枚が積み重ねてあるとか。
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天井の曲面がみていて飽きない |
続いて「
グローブ」と呼ばれるかさ。自然光を取り込み、夜は照明のシェードに、さらに開閉式窓の操作により
空気の流れを生み出し、建物の消費エネルギーを1/2にするのだとか。
この空調については、最初に
2012年に訪れた今治市の伊東豊雄建築ミュージアムでみて竣工したら是非訪れたいと思っていたものでした。
2階には10ほどのグローブが。それぞれサイズ、デザインが違っています。
またテラス部分もそれぞれが心地よく、寛ぎの場に。
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ひだまりテラス |
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金華山テラス |
以上、岐阜市の複合施設『
みんなの森 ぎふメディアコスモス」でした。
建築家・伊東豊雄氏による図書館を中心とした複合施設「
せんだいメディアテーク」と同じ性格を持ちながら、仙台市と岐阜市という都市の違い、2001年と2015年という時代背景の違いを感じる施設でした。
天井の木造格子とグローブは是非一度実際にみてほしい場所です。ゆったりとした豊かな時間を過ごすことができると思います。
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圧巻だったゆったりグローブと籐の長いす |
ちなみに3月4日(金)から、東京で「ぎふメディアコスモス」をテーマにした展覧会が開かれるようです。 »
建築家・伊東豊雄によるこれからの建築 「伊東豊雄展」LIXILギャラリーで開催
みんなの森 ぎふメディアコスモス
岐阜県岐阜市司町40番地5
TEL: 058-265-4101(1階総合案内)
http://g-mediacosmos.jp/
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