ヒューマン・インターフェースを語る際に外せない名著「誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論」増補・改訂版が4月23日に新曜社より発売になります。
著者であるD.A.ノーマン博士は、1988年に本書を出版した後、1993年にアップル社のフェロー、Advanced Technology Groupの副社長として「ヒューマン・インターフェース・ガイドライン」を作ったことでも知られています。
D,A.ノーマン博士 |
増補・改訂版では2つの章が追加、また例が変更されていると、序文に紹介されています。以下、一部抜粋。
この本の初版は1988年に出版された。それから25年が経ち、テクノロジーの世界は大きく変わった。だがデザインの原則は変わらない。この増補改訂版で は、例として挙げるものは変えたが、原則についてはほんの少ししか変えていない。変えた部分も、より理解しやすいようにするためである。新しい知見である 情動についても加えることができた。そして最後の二つの章は、今回新しく書いたものである。そこでは慌ただしく、急速に進む製品の世界にデザイン原則を適 用することの難しさについて議論する。