1996年 アスキーより出版。斎藤 由多加 著。
この本の帯にはこうかいてある。
青い目をしたアメリカ製パソコン1977年の「第1回ウェストコースト・コンピュータフェア」でアップル II に出会ったESDラボラトリーの水島敏雄氏の視点からこの本は始まる。
「マッキントッシュ」が
日本に帰化するまでの壮絶なドラマ
そこから、東レの曽田敦彦氏を巻き込み、アップル製品の輸入をめぐっていろいろな騒動を描かれている。同時に、通関を上手くすり抜けるためにアップル II をテレビゲームとして持ち込んだことなどなど、過去の逸話も面白い。
日本にアップルが根付くまでの二転三転の話。そして巻頭にある、当時日本で使われた毛筆や水墨画を使った広告、また東レやキヤノンとの提携発表時の新聞記事と会見の写真などあって資料的にも興味深かった。
そうそう、1986年の漢字Talk発表時の写真には当時のマイクロソフト社長 古川享 氏も写ってますね。氏は当時21歳? 若〜っ!
*ちなみに上記の本は2003年に復刻版が毎日コミュニケーションズからマッキントッシュ伝説2 林檎の樹の下で -アップル日本上陸の軌跡-として出てるようです。246ページから279ページに増えてるんですが、何が追加されてるかご存じの方、是非コメント下さい。
関連するエントリ
・本: レボリューション・イン・ザ・バレー(追記)
・本:マッキントッシュ物語 -僕らを変えたコンピュータ-