先日、滋賀県にあるミホ ミュージアム(MIHO MUSEUM)に行ってきました。
所在地は甲賀市信楽町。忍者で知られる甲賀、狸の置物で有名な信楽焼の町です。
ただミホ ミュージアムは信楽の中心部からは離れた山奥に。
左の写真は途中にみえた新名神の陸橋。
MIHO MUSEUMに到着。
といってもここはレセプション棟。チケット・インフォメーションやレストラン、ミュージアムショップなどが入っています。
左下の画像がMIHO MUSEUMの全体図。画像下のレセプション棟から桜並木を通りトンネルを抜け、美術館棟へ。
MIHO MUSEUMの設計は中国系アメリカ人建築家I・M・ペイ。代表作としてルーヴル美術館のガラスのピラミッドがあり、ガラスと幾何学的なデザインが特徴的。
イオ・ミン・ペイ ー ルーブル美術館ピラミッド |
ジョブズが一時アップルを出て設立したNeXT本社として借りた建物が2つともI・M・ペイ設計。ジョブズが最も影響を受けた建築家であることが分かります。
特徴的な金色のトンネルの中。イオ・ミン・ペイはMIHO MUSEUMを「桃源郷」をイメージして作ったとか。ここは桃源郷に続く穴でしょうか。 桃源郷 - Wikipedia
トンネルを出て、橋を少し渡って振り返ったところ。
橋の向こうに美術館棟が。歩くのが辛い人にはレセプション棟から電気自動車がシャトルしています。トンネル、橋からみえる景色も素晴らしいので歩く方をおすすめ。(約500m)
美術館棟前。ルーブルを連想させる屋根が。オープンしたのは1997年11月。
階段を上がり入館すると。。。
窓から一望できる信楽の山々と見事な松がとても印象的。窓ガラスを屏風に見立てたよう。ここからの景色をみるだけでも来る価値があります。
先の写真の場所から左をみたところ。放射状に伸びるスペースフレームが特徴的。
MIHO MUSEUM 館内案内図。 北館と南館。1階と地下1階。建物の80%は地下に。 |
展覧会のある北館
1階ロビーから右に、展示会がある北館へ。
北館。2014年の春期特別展「江戸の異国万華鏡 ー更紗・びいどろ・阿蘭陀」が。
階段を上って1階をみたところ。
2階。
展示室入り口。例によって撮影禁止。
展覧会を見終えて1階へ。ミュージアムショップ奥に北ビデオルーム。
ここでは I・M・ペイの話や建築中の映像など、MIHO MUSEUMに関するビデオがみられました。ちなみにMIHO MUSEUMの運営は神慈秀明会 - Wikipediaの公益財団法人なので、落成の際の神事なども一部。
古代美術が展示された南館
南館はいくつかの部屋があり、エジプト、西アジア、ギリシア・ローマ、南アジア、中国・ペルシアと古代美術が展示されていました。
これが素晴らしい内容でした。適度な品目数で時代、場所の遷移が楽しめます。ヒエログリフ、隼頭神像(ホルス神)、ガンダーラ美術の巨大な仏像、などなど。後で知ったのですが、コレクションに数百億円がかけられていて、私立美術館として国内有数のものだとか。
画像はMIHO MUSEUMより |
南館B1の喫茶室。時間がなく眺めるだけに。
B1Fにある電気自動車のりば。地下入館口としても機能。ロータリーの石畳に天井からの光が当たり印象的な空間になっていました。
以上、MIHO MUSEUMでした。
レセプション棟から美術館棟までの総合的な素晴らしさ、I・M・ペイの建物はもちろん、常設の古代美術展示も魅力的でした。
新名神が通ったことでアクセスもよくなりオススメの美術館です。
MIHO MUSEUM の所在地、開館時間など
所在地: 滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300 » Googleマップ
開館時間: 10:00 - 17:00
入館料: 大人 1100円、高大生 800円、小中生 300円(団体割引あり)
TEL: 0748-82-3411
公式サイト: www.miho.or.jp/
*休日は月曜、祝日なら翌火曜。正確には開館カレンダーを確認下さい。
*混雑予測の団体客が多い日はご利用案内に赤字で表示が。
美術館関連の記事
金沢21世紀美術館:日本を代表する美術館も開館10周年、レアンドロのプールと21美の魅力をたっぷり満喫してきた | トブ iPhone
豊島美術館と家キッチンで癒された。1.豊島編:瀬戸内国際芸術祭2013夏 2泊3日の旅 | トブ iPhone