今回の目的はデジイチ用交換レンズのデータベースです。最終的にCanonのEFマウントという規格で148本の交換用レンズを登録しました。
各種メーカーから用途別に各種焦点距離、F値のレンズが発売されているので、購入を検討するときに非常に迷います。また購入したレンズでも使っていくうちにコツや使い分けなどの情報を整理する必要を感じデータベースに非常に向いていると思いました。
そこで、今回はレンズの焦点距離、F値など、さまざまなデータから検証や考察できるようなデータベースをつくることにしました。
1. まずはデータ収集
今回は 価格.com - レンズの製品一覧 売れ筋ランキングの高い順 (キヤノンEFマウント系) を元データとして利用することに。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgIHF8Z5SejRHzoRoS2DUATTnMZXZ7FRsSMhhhxdwVRYHzs30I5MKbO-mSyKo6YfIZ0hMSuuV3HbB0ceBgVZi-9eXlZuU9Xji95WfHtc6ECpqupPrKVZ_Wf7x0L9EHB_-pOdybUaj3ubwU/s400/%E3%83%94%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3+2.png)
上記サイトからコピーして Numbers に貼り付けてみる。そこから今回使えそうなデータとして以下をピックアップすることに。製品名、メーカー名、最安価格、売れ筋、注目、満足度、発売時期、登録日、F値、対応マウント、焦点距離。
2. 次にNumbers内でデータをBentoに渡しやすい形に
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjC8Zxmnva5QCjWw81wiQTxsFlZ7QfSK699pBM7-29RwZ5yHMzjr_WbuPcDhZItypQkvQGp0tvD6b6si309Ioc9Njg2koIPxlCTUc4zGT61vB06TTb9xo4MyjQEkJOR3yZ-ajBkxzwmae0/s400/%E3%83%94%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3+3.png)
webからコピペしたままでは、一つのレンズのレコードとして扱えないのでNumbers内で前処理。さらに売れ筋や注目のxx位とかを数値化するなど扱いやすいデータに。あとは使えない形式のデータを適当に置換。
焦点距離のテレ端とワイド端、F値も数値として使えるように、F値(min)、F値(max)とばらしておく。やはりBentoは仕込みが大切?
3. Bentoに取り込み
Bentoで新規ライブラリを作成。空白を選ぶ。そして、ファイル>読み込む>ファイル で先ほど作成した Numbers ファイルを選択。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjJ-y-eMLCVyU_oU29oRR7Wp6_DfewcXsIMnAMVMgLIDsexqaJlQAZ8haDivO6X7zp3BM3p-uu08JlOU5FkjZi76Cj0jnB4Xij3rsyuNcSY5AOczCTPaaRfIBoZzaEVSBmjtWfg9cpoibM/s400/%E3%83%94%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3+7.png)
ここで図のように、フィールドタイプの設定を行うことが出来ます。テキスト、通貨、数字、日付などと値にあったものにする。今回のレンズの場合は、レンズタイプは単焦点、ズーム、マクロ、フィッシュアイがあるので選択など。そして読み込み。下のような表が出来上がりました。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgtn-jgOzrinEGOhfhyoEMP_WLlfa2wUXS5iVP2OrfidQOEzOQY_kIRK5bjFUNN4OE1jnATvsHaYTZCcdng8bNPmr00vR2KScNYszMAm16GzjuoppNiifJD3_j3T13Y_6X1Bb9n8iaFrSE/s400/%E3%83%94%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3+19.png)
4. フォーム作成
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj3hOLvGPPoQdgGnUj5TiICht2eIyYSpEeIFN7LgyGWHvvriGJB3csE76A34HUdL2gdkBc4zbx37GyF8NdJr7jETngnYR5_0x09RzZwXHYujDEdjvpP5R0VTlbrfVTfLOERzKlMsW-pRd8/s400/%E3%83%94%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3+12.png)
フォーム作成ですが、まずはざっくり位置決め。ガイドラインが出るので、デザイン的にもすっきりしたものが楽に作成できます。このあたりはMacらしい部分でしょうか。
また今回参考にしたのが、同じくBento2モニターレポートをされているMacやWindowsの話 Bento2で保証書管理という記事。計算フィールドを使ってGoogle検索用のURLを作成するという部分でした。
今回集めたデータ以外にも、フィルター径や重さなどレンズ購入を検討するときに調べたい情報があるときに、"http://www.google.com/search?hl=ja&q="の文字列にメーカー名と焦点距離を追加して、URLを作成するというのは今回のデータベースで役に立つTIPSでした。
5. 実用イメージ
5-1 レンズ検索
まずは基本的に。ズームでF2.8始まりのレンズを絞り込んで、購入検討してみたりとか。焦点距離やF値でソートしてみるなど、さまざまな検索が可能です。
5-2 購入レンズのリスト
表からコマンド押下で持っているレンズを選択。148のレンズライブラリから簡単にコレクションをつくることが可能です。これはiTunesでいうところのプレイリストに近いでしょうか。購入レンズ専用にメモや画像をフォームに表示することが可能です。新規フィールドにそのレンズで撮影したイチオシの画像ファイルをファイルリストでみれるようにするなどもいいかも。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi8aNSP5rAj8DOmRlBahovoAk06Xz9Dft6EA_W08J8kmsLeB5kajBDQ3rDJ0sfXrUaEoZ1eQNBoINLHBEgSobW4mzHLaSUoOuP5Hnx-LXGQXk4l4pixCj26esR3J-y7bJCXVMnp5TL2iD0/s400/%E3%83%94%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3+16.png)
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjZ1V8QrvYx06ZIZmI3-ZcJ6g1yP6VMxRHz_EVyH28H-97i9c40ta946bi7yBYSpa11u4fQetVnPGC9WqA7RunbdVOwShBHZCAWEKw6RcXHfzEqnS5pDaPT7CU0JicM4-jx4jkrT9eMOlA/s400/%E3%83%94%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3+20.png)
5-3 購入検討中または欲しいレンズリスト
また今回、レートも付けているので欲しいレンズ、気に入っているレンズをレーティングしていきます。iTunesのスマートプレイリストのようにレート4以上などをコレクションとして作成。フォームに、購入を検討しているレンズで撮られたwebにある画像を保存し、ファイルリストしておくのも後々購入検討時に役立つかも知れません。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEigKAwRy8Xs4ctbpnxRpy67WZl-R5BB6muQdDWk142zNGLU488ZO7-wR5Fadw5IiwrQDAXq_KOnyMm1vMRqzfCMhf46K2ZTzLqLI7VscwNGBjzOvwO9sHu72606EgdbnIKIoVskou7Qgd8/s400/%E3%83%94%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3+18.png)
最後に
実際にデータベースをつくってみると、いろんな比較検討ができて楽しいですね。今回のレンズではEFマウントのみを扱いましたが、同様にNikonやSonyのマウントでも使えるように作っているので、折を見てそれらの情報を入力してみたいと思います。
以上、Bento 2の3回目のレポート、および1回目のテンプレート作成でした。少しずつコツが分かってきましたので次のレポートでもテンプレ作りに挑戦してみたいと思います。
続く
BentoでNikon対応レンズのデータを追加する [Bento.2 レポート4]