先日、栃木・那須高原にある『藤城清治美術館』に行ってきました。
影絵作家 藤城清治氏の作品はもちろん、ステンドグラスのある教会などが楽しめる2013年オープンの美術館です。
敷地入口となる長屋門。左に猫、右のコンクリート塀に小人たち。
美術館は、手入れされた見事な森の中に。
藤城清治のステンドグラスがある教会
中には藤城氏がデザインしたステンドグラスが。
教会をあとに。森を抜けて美術館入口へ。
藤城清治美術館へ
美術館入口 |
カメラは「Kodak スナップキッズ フラッシュ800」で、写真のような藤城氏デザイン包装のが2,160円で販売されていました。割高ながら、東日本大震災の寄附されるということに納得して購入。
このカメラ、ISO800ながら、フラッシュ撮影禁止とあったので不安はあったのですが。。。
藤城清治美術館の中を専用カメラで撮影
以下、フィルムカメラなので現像は旅行から帰った後でした。
1枚目は展示室前室のアプローチ。両脇には藤城氏が学生時代に描いた絵などが。
普通に特別暗くもない廊下部分。でも写真は真っ暗。使い捨てカメラでフラッシュ禁止という全く慣れていない撮影のため、かなり残念な感じになりました。
影絵は白と黒、というイメージを覆したのが藤城清治氏の作品。
上にある比較的に初期の作品でも影をボカしたり、半透明のものを何枚も重ねたりすることで濃淡を表現したり。
左2枚は、1958年(当時34歳)の「中央公論」に連載されていた『西遊記』の挿絵。独特のデフォルメが魅力的。
60年代には、等身大ぬいぐるみ人形劇などを経てカラーの影絵に。
左は藤城清治氏の代表作「月光の響」。幻想的で、影絵の可能性に驚いた一枚。
連作「風の又三郎」。2013年夏、NHK「日曜美術館」で紹介されていた作品が展示されていた部屋。
影絵作家・藤城清治 89歳の“風の又三郎”|NHK 日曜美術館
気仙沼 陸に上った共徳丸 2013年 ...
東日本大震災後の作品。気仙沼の陸に上がった船と小人。
こちらは軍艦島。影絵の素晴らしさはもちろん、右デッサンの完成度も素晴らしかった。
作品「京都清水寺」。鏡合わせになっています。作品の下は水面になっていて、光の反射がより幻想的に。
こちらも巨大なカラー影絵と水面。こちらも揺れる水面に映えていました。写真は残念ですが。
以上、国内指折りの素晴らしい美術館、藤城清治美術館でした。
作品以外にも訪問者を楽しませる工夫が用意されています。撮影したつもりが、全く映ってなかったので(笑) 実際に訪問してのお楽しみということに。
普通にお土産コーナーを写したつもりが、こんな感じに。泣。展示室以外の撮影機材は Ricoh GR, Lumix GX7+9-18mm です。
藤城清治美術館
所在地:栃木県那須郡那須町湯本203 » Google マップ
休館日:毎週火曜日(祝日にあたる場合は開館)
開館時間:4月18日〜イルミネーション時まで 9:30-19:30、イルミネーション時〜4月17日(藤城先生誕生日)まで 9:30-21:00。
TEL:0287-74-2581
*以上は公式サイトより(2014.8.27時点)藤城清治美術館|美術館案内
また スケジュール には影絵原画展や版画展の予定が。
関西では、9/27-12/7 天保山で展覧会の予定があるので要チェック。(*当初 9/14-11/24 だったのが変更されていました 9/3確認)
近隣の訪問したところ
会津さざえ堂:世界唯一の二重らせんスロープを持つ木造建築 #死ぬまでに見ておくべき100の建築 | トブ iPhone
せんだいメディアテーク:世界で最も美しい公共図書館に選ばれた複合文化施設にいってきた #死ぬまでに見ておくべき100の建築 | トブ iPhone