2011年4月1日、アップル社が設立35周年を迎えました。
この記事では、アップル35年史を簡単にまとめてみます。
1976年4月1日 アップル設立
1976年、アップル社(当時、アップル コンピュータ社)は2人のスティーブ(ジョブズとウォズニアック)、さらにジョブズのアタリ社時代の同僚でもあったロン・ウェインの3人によって設立。3月に完成していた「Apple I」プロト版を製品化し、4月16日に発表します。
1977年1月3日 アップル法人化
マイク・マークラ加入後に法人化。4月には「Apple II」を$1,298で発売し大ヒット。1980年には10万台、1984年には200万台を設置。一躍注目を浴びる企業となります。
1980年12月12日 株式公開
1980年、アップルは株式を公開。スティーブ・ジョブズは25歳にして、フォーチュン誌の長者番付にのった当時最年少の人物となります。ちなみに12月12日は金曜日。その週の月曜日12月8日はジョン・レノンが凶弾に倒れた日でもあります。
1984年1月22日 Say hello.
1984年、アップルは初めて一般に普及したグラフィカル・ユーザー・インターフェイスを持つパーソナルコンピュータとなる「Macintosh」を発表します。1月22日のスーパーボウルで流されたCM「1984」はCM史上に残る作品として知られています。» NFLスーパーボウルとApple「1984」の関係 | トブ iPhone
1985年 ジョブズ追放
スティーブ・ジョブズは、1983年にペプシから引き抜いたCEOジョン・スカリーとの確執によりアップル社を追放されます。アップル社を去ったジョブズは NeXT社、Pixar社(のちにDisneyに売却)を興します。
1991年 PowerBook
アップルは、ラップトップ型の「PowerBook 100」を発売。ポインティングデバイスとしてのトラックボール、パームレストなどを備えた現在のノートブックの原型ともいえるものでした。
1996年-1997年 ジョブズの復活
Windows PCの台頭によりアップル社は財務的に倒産寸前に。首脳陣は身売りの検討を行う一方、懸念だった次期OSとして、ジョブズ率いるNeXT社を買収し、NeXTSTEPを採用します。アドバイザーとしてアップル社に戻ったスティーブ・ジョブズは取締役会を懐柔。ギル・アメリオCEOを辞任に追い込みジョブズが暫定CEOに、さらに宿敵 Micosoft から資金提供を受けることに成功します。
1998年8月15日 Say hello. (again)
これまでのMacintoshから大きく路線を変えた iMac を発売。一躍アップルに注目が集まります。CM「think different.」などの成功もあり、この頃からアップルが魅力的な輝きを取り戻していきます。
» 初代iMac発売時のメール | トブ iPhone
2001年 iPod と Apple Retail Store
アップルは、Macをデジタルハブとして再興を図ります。まずは連携する携帯型音楽プレーヤーとして iPod と iTunes を発表。iPodは Windows対応、iPod mini 発売などで急速に人気となりアップル社の柱となっていきます。また2001年にはApple製品の展示およびサポートを行う実店舗としてApple Retail Storeの1号店をオープン。 MacやiPodの良さをスタイリッシュかつ最もアピールできる場所の提供を始めます。
2006年-2007年 Intel移行 と iPhone
Mac の CPU に Intel を採用。Intel採用により比較的安価となり、ラップトップ機にも定期的なアップデートが行われるようになります。また翌年2007年には、iPodの機能を持つスマートフォンとして iPhone を発売。洗練されたUIとマルチタッチで話題を独占します。2010年 iPad発売
iPhoneの成功により最も注目されるコンピュータメーカーとなったアップルは、2010年にタブレット型のiPadを発売。iPhoneとMacの隙間を埋めるUIやデザインに注目が集まっています。
アップルの歴史について語られている日本語の本はほぼ読みました。その中でも特に以下の本が良かったので参考まで。