2010年5月1日土曜日

iPadのKindleアプリを試した結論はKindleの負けでKindleの勝ち

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Amazonの電子ブックサービス用 iPhone/iPad アプリ『Kindleicon』を iPad で試してみました。

1) amazon.comへの登録と書籍購入、 2) 読書画面と機能、 3) Homeとライブラリ機能 と順に使用感をレポートしつつ、iBooks サービスと比較してみます。


amazon.com 登録 と 本の購入

まず米国の Amazon.com への登録が必要となります。サインインが済むと Safari が立ち上がり見慣れた amazon.com が表示されます。違うところは既に Kindle Store > Kindle Books へと進んでいるところでしょうか。


購入は普通のamazonとほとんど同じです。無料のを数冊購入してみました。最後にどのデバイスに送りましょう? iPad ですか?と続きコンティニュー。2冊目からは自動的に iPad へ送られました。

iBooks Storeと違って iPad 用にデザインされていないのが今ひとつ。ただしこれは時間の問題でしょうか。Amazon自体には慣れているので戸惑うことはありませんでした。

(新聞の月額購入もあります)


読書画面 と 機能


下は読書画面です。横にしても見開きにならず1ページがそのまま表示されるので、ポートレイトでの表示が読みやすいと感じました。ページ送りは凝った仕掛けはなく単に遷移する感じ、でもこれは特に問題ではないですね。

右下は、タップしてメニューなどを表示させたところ。ホーム、BookmarkとHighlight、目次、文字サイズ、Sync などがあります。




Home と ライブラリ管理


電子書籍の利点は、大量の本を管理し持ち運べるところです。電子ブックが増えるほど、ライブラリ管理のシステムが重要となります。

iBooksでは iTunes で管理しますが、Kindleではamazonのクラウドが担当します。まだ大量の本を持ってないので断言はできませんが、Kindle に分がありそうです。




結論:Kindleの負けで、Kindleの勝ち


釣りな見出しですが、正直な感想です。デバイス iPad とKindle はいろいろな比較記事が書かれました。個人的には用途が違うデバイスだと思いますし、白黒で単機能の Kindle にはあまり惹かれません。そして iPadの売れ行きは爆発的で、単に売上げや注目度で勝ち負けを決めるとすると iPad の勝ちとする声が多いでしょう。

でも電子書籍サービスとしては Kindleも素晴らしい。1) 複数のデバイスで読める(Macでも!)、 2) 読んだページが同期される、 3) ストアの品揃えが多い。 これらを考えると電子書籍サービス自信ではまだ Kindle のほうが優れているように思います。さらに莫大な書籍データや分類ノウハウを持つamazonならではのサービスとなっていくと思います。

同じ電子ブックを iBooks と Kindle のどちらで買うか。現時点では Kindle を選んでしまうと思います。将来的に デバイスの縛りで閲覧できなくなるという電子書籍の罠にも陥りにくそうですし。

iTunes Store で詳細をみるKindleicon


One more thing...


試しに「steve jobs」で検索すると、iBooks では ほとんど引っ掛からないのに、Kindle Store では10冊以上がヒットします。これは非常に嬉しいですね。Inside Steve's Brain などの海外で出た新刊は取り寄せるだけで時間が掛かりましたから。



そして、little One more thing...

コシヒカリをマイセンによそっても様にならないように、日本の本を読むのなら、日本の書籍アプリがいいに決まってます。

『i文庫』iPad版の開発段階のものを使用させていただいてますが、Kindle や iBooksと比較にならないほど素晴らしいです。そしてなんと!横の見開きは日本の文庫版と全く同じ大きさなのです。


ご期待下さい!!



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