4月中旬に東京・南青山にある「根津美術館」に行ってきました。
「鉄道王」とよばれた根津嘉一郎が1941年に開館した、歴史のある美術館です。
特別展「国宝 燕子花図屏風」が始まったばかりのころでした。
敷地内に入ると印象的なアプローチ。
根津美術館のアプローチ |
表参道の都会的な街並みから一変、洗練された和の様相に。気持ちが高まります。
現在の美術館は2009年に改築されたもの。設計は隈研吾氏で、2010年の毎日芸術賞にも選ばれています。» 隈研吾 - Wikipedia
美術館の中に。
階段の踊り場からの写真。
庭園からの光が建物に映え、非常に美しい。
つぎに、特別展「国宝 燕子花図屏風」を観賞。
毎年、燕子花の時期(4月中旬−5月中旬)に公開されています。
尾形光琳 ー 燕子花図屏風(右隻) 根津美術館 - Wikipedia |
根津美術館の日本庭園
根津美術館の魅力の一つが庭園。17,000平方メートルにおよぶ広さとか。
こちらも根津嘉一郎による造園。当日の目的の一つでした。
庭園の入口すぐ。「不許葷酒入山門」の文字。 |
燕子花。僅かに時期が早く、まだ咲いてませんでした。
時期を選んで行ける人は是非公式サイトや公式Twitterで確認を。
» 庭園|根津美術館
かなりの広さに多少の疲れが出てきます。
で、次の目的地に。階段をあがると。
NEZU CAFÉ でミートパイを
根津美術館に行ったら是非立ち寄りたいと思っていたカフェ。
美術館併設のカフェは素敵な場所が多いのですが、ここは格別でした。
庭園をぐるりと見渡しながら寛げるカフェ。
天井からは、和紙を通した柔らかい光が。
写真のとおり、窓際の席数は多くありません。
当日はお昼を避けて14時過ぎごろ。それでも少し待つことに。
お店の人にオススメされた「ミートパイ&サラダ シングル」を。
ミートパイ&サラダ シングル(¥800) |
食後のコーヒー。カップが素敵でした。
燕子花カップなカプチーノ(¥700) |
見逃していた庭園の残りを散策。
阿吽な狛犬 |
謎な両脇の像 |
帰りのアプローチ。
夜のライトアップも素敵だとか |
尾形光琳の燕子花図、鉄道王による日本庭園とカフェ。
庭園とカフェだけでも都会の喧噪を忘れて過ごすことができる素敵な美術館でした。
» 根津美術館 » 利用案内|根津美術館
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