2007年8月14日火曜日

Numbersを試す No.4 -Excelから移行は?-

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NumbersでExcelを置き換えることが出来るかどうか。数日使って置き換えることは出来ないと判断しました。

当然これはNumbersがExcelに及ばないとかいう話ではなくて、ExcelファイルをNumbersが完全な形で開くことが出来ないという理由からで、Excelファイルを使用する場合に限ってのことです。例えば、対応できない関数がある。ピボットテーブルがない。セルが65535 x 256しかない。ファイルを開いたとき、印刷したときの見え方が違う。とか 。。。
こういうコトがある以上、また当分WindowsのExcelが多用される状況で、互換性が十分かどうかをファイルを受け取って開く際、渡す際まで心配する必要があるのは非効率すぎ。なので、誰かとやり取りするExcelファイルは当分ParallelsのExcelで処理することになると思います。

ExcelファイルをNumbersで開いた際の問題

1. ある表を開いたら、
・行または列のアウトラインはサポートされていないので削除されました。
・サポートされていない枠線スタイルは実線に置き換えられました。

2. ある住所録を開いたら
・行タイトルおよび列タイトルのプリント設定はサポートされていないので削除されました。
・6 個のセルのサポートされていない数値フォーマットは“***”の表 1から削除されました。

3. 別の表でも、上記以外の警告として、
・ピボット表はサポートされていないので、通常の表に変換されました。
・フィルタリングされたセルは、非表示として読み込まれた可能性があります。それらを表示するには、“表”>“すべての行を表示”および“すべての列を表示”と選択します。
・プリント領域はサポートされていないので、設定は削除されました。
・チェックボックスやスクロールバーなどのフォームコントロールは削除されました。
・結合されたセルを表示するため、非表示の行または列のセルが表示されました。

といった感じで警告が出て、特に太字の部分は致命的。もうこうなるとExcelで開かないと文字化けしたままメールを読んでいるようなもの。これらのExcel互換性に関しては素直にExcelで行い、いずれOpenOfficeやGoogle Spreadseatが問題なく開けるようになることを期待します。といっても古いExcel使い続けそうだけど。

最後に今後、他人とファイルをやり取りしないモノは積極的にNumbersを使うつもりですよ。Keynoteと同じで使い心地の良さは圧倒的にNumbersが優れてますから。

過去の関連エントリ
MacBook Proと仲間たち: Numbersを試す No.1
MacBook Proと仲間たち: Numbersを試す No.2
MacBook Proと仲間たち: Numbersを試す No.3 -未解決な操作-

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