写真家アンセル・アダムス(1902−1984)。ヨセミテ国立公園の白黒写真や、雑誌「Aperture」創刊、グループf/64などで知られています。
そして、スティーブ・ジョブズが最も愛した写真家でもあります。
「アンセル・アダムス展」
大阪・心斎橋にオープンする『ソラリス』ギャラリーでアンセル・アダムスの企画写真展が開催されます。(入場無料、1/13~1/25 *ただし1/19休廊)
ソラリス|大阪のフォトギャラリー+写真教室+写真フレーム |
Think different と アンセル・アダムス
で、例によってスティーブ・ジョブズとの関わりについて。。。
Ansel Adams - Think different |
ジョブズはアップルが讃えるべき人物として、アインシュタイン、ガンディー、ジョン・レノン、ピカソらを選んでいます。写真家のなかでも特にアンセル・アダムスを敬愛していたことが分かります。
ジョブズが自宅居間に飾った一枚の写真
さらに終の住処となったパロ・アルト自邸にアンセル・アダムスの写真が飾られていたことが公式伝記「スティーブ・ジョブズ」に記されています。
スティーブ・ジョブズは気に入ったものしか置かないことで知られています。
23才でミリオネア入りしながらも当時自宅で撮られた写真にはステレオとティファニーのアンティーク・ランプくらいしかなく、イスもテーブルもありませんでした。
結婚して購入したパロ・アルト自邸のリフォームに対する注文が多すぎて4カ月の予定が16カ月になったとか、妻パウエルと「家具とはなにか」という話を8年もしたとか、洗濯乾燥機の選定に家族で2週間くらい話し合ったとか。
それほど身の回りに置くものを厳しく選んだジョブズ。リビングに飾ってあった唯一のアートがアンセル・アダムスの次の写真だったようです。
Winter Sunrise, Sierra Nevada, from Lone Pine, California, 1944. |
前述の公式伝記「スティーブ・ジョブズ」には、「もともとアダムスが自分の娘用にプリントした巨大なものを買ったものだ。」と書かれています。
* * *
心斎橋「ソラリス」でのアダムス展にこの写真が入ってるか気になります。
これまでアンセル・アダムスの作品は図書館で有名な大型本を何冊かみたり、美術館で数枚の展示をみた程度だったので、16枚とはいえ、まとめてアンセル・アダムスのプリントをみる機会があるのはとても楽しみ。
写真の隅まで観て、世界でも最高の白黒写真のクオリティを確かめてきたいと思います。
» 1/13(火)〜1/25(日)ギャラリー・ソラリスオープニング企画写真展「アンセル・アダムス展」
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