2024年11月9日土曜日

ジョブズ本翻訳第一人者による書籍『アップルはジョブズの「いたずら」から始まった』発売

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スティーブ・ジョブズが唯一協力しベストセラーとなった伝記『スティーブ・ジョブズ』、その日本語訳を行い、いわゆるジョブズ本の翻訳第一人者である井口耕司氏による著書が発売されました。

発売前に読ませていただきましたが、沢山のジョブズ本、また「イーロン・マスク」他、IT関連の翻訳を書かれていた井口さんならでは視点での内容です。

Pixar がトイ・ストーリーを完成させたあとディズニーとの契約内容を書き換えていく元Pixar 最高財務責任者による本「PIXAR」や、アップル共同創業者であるウォズニアックの自伝「アップルを創った怪物」などがとくに印象的でした。

この本の元となったのは雑誌「日経PC」の連載です。大幅に加筆修正されたとのことですが、連載だっただけに読みやすいと感じました。


井口さんのジョブズ本は全部読んでいますが、改めて読み直してみたいと感じました。ジョブズに詳しい人にも、ジョブズに興味を持った人にもオススメの一冊です。

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2024年6月8日土曜日

ベストセラー公式伝記「スティーブ・ジョブズ」翻訳の裏側を語った本を読了



スティーブ・ジョブズの死後まもなく出版された本人公認の伝記「スティーブ・ジョブズ」の出版から13年。

当時は偉大なカリスマの死にマスメディアがこぞって注目しましたが、とりわけ公式伝記では生い立ちや、身近な人のインタビューなど、それまで語られなかったことが書かれており世界的な大ベストセラーになりました。


闘病生活だったジョブズが亡くなることを見越して世界同時発売を予定されていたことや、ジョブズ逝去で出版予定が前倒しになったことから、翻訳作業が必要となる日本では出版に際して大変な苦労があったようです。


本書『「スティーブ・ジョブズ」翻訳者の仕事部屋』の著者 井口耕二さんは、この本だけでなく、同じ著者ウォルター・アイザックソンによるイーロン・マスク伝記の世界同時発売でも翻訳をされた人物。

もともと沢山のジョブズ本を翻訳された人でご存知の方も多いと思いますが、個人的にも何度かご一緒させていただいており、今回先行で読ませていただきました。

東京大学卒でフィギュアスケートの全日本選手、留学ののち、育児のため退職してフリーランスの翻訳家に、という非常に変わった経歴をお持ちです。


この本は次の3章立てです。
第1章 『スティーブ・ジョブズ』翻訳の舞台裏
第2章 出版翻訳者の仕事部屋
第3章 出版翻訳者の「塞翁が馬」人生

個人的に、第1章では「あのとき、そんなことが起こってたのか!」という当時の状況を思い出しつつ、
第2章では、出版翻訳という仕事がどんなものなのか、学生時代の英日翻訳とはまったく異なる苦労を知り、
第3章では、井口さんが変わった経歴となる出来事、そのときどきの判断が興味深いエピソードと共に語られていて、ぶっ通しで読み終えてしまいました。

ベストセラー「スティーブ・ジョブズ」の世界同時発売の裏側、出版翻訳というものがどんなもので翻訳者が目指す翻訳とはどんなものか、変わった経歴の裏にはどういうことがあったのか、興味を持った方はまずAmazonでサンプルを







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