アップルが、世界開発者会議「WWDC 2012」の開催を発表しました。
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Apple、WWDC 2012を6月11日〜15日に開催すると発表 [関連リンクなど]
WWDC自体は、Mac、iOSデバイスの開発者用に新機能などのお披露目、セッションなどを行うイベントです。また初日の基調講演では、毎年アップルの新製品、新サービスが発表されています。
WWDC 2012での新型iPhone発表は?
WWDC 2009では iPhone 3G、続く2010では iPhone 4 が発表されていますが、今年のWWDCで新型iPhoneの発表はないと思われます。
いくつか理由はありますが、iOS 6の発表がまだ、というのが一番の理由。新しいiPhone発表から2, 3週間で発売という昨今の流れを考えると、同時の新iOS発表というのは考えにくく、WWDCではiOS 6が発表されるのみに留まると予想しています。
iPhone 4Sが10月発売されたこと、iPodがクリスマス商戦での力を失ったこと、iPadが3月発売のペースであることなどを勘案しても、新iPhoneは9月発表、10月発売あたりではないでしょうか。
Mountain Lionはどうなるか?
Macの新OSとなるMountain Lionは、既にβの開発者版が配られています。
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アップル - OS X Mountain Lion。さらなる革新をMacに。
先行告知ページでも分かるように、発売は夏。それも遅めの夏というのが最初の発表でした。発売が前倒しになることも充分考えられますが、WWDC 2012ではこれまで明らかにされていなかった新機能が発表され、予定通り8月から9月の発売と予想するのが打倒です。
WWDC 2012の注目は高解像度のRetina Mac
そしてMountain Lionの新機能として、WWDCで最も期待が高まるのがRetina Display搭載のMac。
先日Intelが発表したチップセット「Ivy Bridge」では、4,096x4,096(4K resolution)に対応しています。Display Portの規格などから予想すると、iMacでも4,096x2,304のディスプレイあたりが現実的かも知れません。
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Intel’s Ivy Bridge chips could enable 2012 Macs to support 4K resolution | 9to5Mac | Apple Intelligence
さらに、既に現行のLionではHiDPIと呼ばれる高画質モードが隠されていた事が明らかになっています。現行のMacのディスプレイでは無駄な髙解像度です。既に用意されたHiDPIモードに正式対応するのがMountain Lionとしたら、同時にRetina Display搭載のMacが発売されると期待してしまいます。
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むちゃくちゃ綺麗なHiDPIモードを有効にする | Macの手書き説明書
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What the new iPad and Mountain Lion tell us about Apple’s upcoming Retina Macs | 9to5Mac | Apple Intelligence
ただ問題なのは発売時期。噂では、既にIvy Bridgeを搭載したMacが製造されていると予想されていて、MacBookなどは近いうちにアップデートとの噂で持ちきり。既にRetina Macの噂がそれなりに広まった現状、買い控えの影響もアップルが考えたとしたら、Mountain Lionの発売を前倒しにして6月のWWDCで発表、Retina Macと同時に7月発売くらいの計画でくることもあるんじゃないかと、財布と相談しつつ妄想してしまいます。