Yahoo!から、無料のiPhoneアプリ『Yahoo!カーナビ』がリリースされたので早速試してみました。
説明からざっと次のような特徴が。
- VICS渋滞情報
- 交差点のレーン情報
- 交差点名の表示・読み上げ
- 高速道路のイラスト標示
- サービスエリア・パーキング情報を表示
目的地を設定しない通常表示
左がノースアップ、右がヘディングアップ。
通常のカーナビだとノースアップ表示が好みなのですが、画面が小さく縦長なスマートフォンの場合だと進行方向が広いヘディングアップが効率的。やや一方通行の青い表示が五月蠅い感じ。もう少し道路と同系色でまとめたら良さそう。
また上記画面では渋滞情報などを表示するVICSがオンになっています。VICSオンにするにはYahoo! JAPAN IDでログインする必要があります。VICS = 道路交通情報通信システム - Wikipedia
目的地検索(ジャンル・保存)
目的地検索は音声入力、直接入力で目的地、住所、TELで検索できる他に、履歴、キープ(保存したもの)、ジャンル、住所から検索可能。まずまず便利そう。理想をいえば既にある「連絡先」アプリからの検索ができると嬉しいのですが、ここは iOS 8 待ちかもしれません。
メニュー:アプリ設定、施設アイコン表示
続いてメニューを。まずアプリの設定(右下画面)から。
ETC対応車のみ使えるスマートIC利用は必須。先日借りたレンタカーのナビは地図が古いのか、スマートIC非対応だったかで危うく遠回りするところでした。
続いて施設アイコン。例えば右上の「コンビニ」のように指定したチェーン店だけをアイコン表示することが出来ます。特によく使うファミレス、ファストフード、ガソリンスタンドを指定できるのは便利。個人的にはガソリンスタンドの指定が嬉しいところ。
で、肝心のナビ性能はどうか
実際に30分ほど試してみました。結論からいうと、かなり検討しているものの都市高速が発達している地域ではまだ厳しい様子。もう少し詳細に。
まず左はノースアップ、真ん中はヘディングアップ。
次に曲がる交差点とその距離が大きく表示され、直近の交差点までの距離と交差点レーン情報も表示されます。ある程度のレーン数がある場合にはこのレーン表示が必須、さらに距離が表示されるのは好感触です。交差点名の読み上げも合格点。
高速ではまだまだ。かな。
左は、敢えて指示を無視して都市高に乗ったところ。都市高に乗ったことに気付かずにすぐUターンを指示してきました。iPhoneナビの弱点はここ。
通常のカーナビだとジャイロセンサーを使って高速に乗ったことを感知するのですが、iPhoneだとジャイロを使わないためか、高速やバイパスと下道の区別が付きづらいのです。なのでレンタカーを借りるときに使っている『NAVITIMEドライブサポーター』(有料)などのように「高速/一般」切替ボタンが早急に欲しいところです。
右上の高速SAでのアイコン表示は嬉しいところ。よく使うガソリンスタンド、コンビニ、ファストフードのアイコン表示は助かります。
今後に大きく期待なYahoo!カーナビ
実用にはもう少しという感想の『Yahoo!カーナビ』ですが、乗換案内、防災速報、天気などアップデートを重ね圧倒的に優れたアプリにしたYahoo! Japanだけにかなり期待しています。
将来的にiPhoneのジャイロを使った傾斜感知、オービスと公開取締情報、取締り・検問データなどの通知、連絡先・Google マップからの連携、最後にiPad対応で大型表示となってくれることを期待。
そうすると現在は車に積んでいる「Panasonic CN-SP735VL」と「ユピテル GWR70sd」などが必要なくなって幸せになれそうです。そうそう。バックカメラを使ったドライブレコーダー機能もよろしくお願いします。
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