2008年10月10日、MacBook Pro:ビデオ画像が歪む、またはビデオが表示されない問題ということに対するアップルの修理対応の発表があった。以下、一部抜粋。
お使いの MacBook Pro に搭載されている NVIDIA グラフィックプロセッサに不具合が見られる場合、またはご購入いただいてから 2 年以内に不具合が発生した場合は、MacBook Pro の保証期間終了後も無償で修理いたします。
私のMacBook Proの不具合
私のMacBook Pro (Mid 2007) が先日画面が写らなくなったのは恐らく上記の理由だと思われる。最近デジイチにはまり、しばしばApertureで1枚13MBほどもあるRAW画像 数十枚を外部モニタに表示して編集作業を行っていたのが一つの原因でないかと思っている。実際にはApple持ち込み時に、GPUが問題だったかどうかフィードバック欲しい旨をGeniusにお願いしたのだけど、当時はこの件は公になってなく、結局単にロジックボード交換という報告のみで返ってきたという他人事でない経験もした。
NVIDIA GeForce 8600M GTの問題
ある時期のNVIDIA GeForce 8600M GTに熱問題があるというのは既に知られていたこと。(参考: nVIDIAのGPUリコール問題、多数の不良品が市場に出荷か? - Technobahn)そしてようやくAppleに出荷されていた製品でも問題があることを認め、交換対応を始めたということなのだろう。
個人的に調べたりした範囲で上記不具合が起きるのは、GPUに高負荷が掛かった場合、例えば動画や画像の処理や外部モニタを使った場合で ある程度の時間、高い熱をもった時だと思われる。これまで該当機種を普通に使っていた場合でも負荷が少ないために たまたま 不具合が出てないだけかも知れない。
Appleに望む対応
今回、単にGPUのみ交換ではなく、ロジックボードまで交換となるらしいので該当製品全部を交換するというのは髙コスト的になるので不具合時のみ対応というのは頷ける。ただしMacBook Proは比較的高価でもあり、結果的に問題を抱えた部品での出荷を認めたのだから、せめてプラス1年の3年は保証してほしい。それくらいの対応はしてもいいのではないだろうか。
該当機種をお使いの人に
今後の対策としては、現状二つかもしれない。
1. これまでのような使い方、もしくはより排熱を意識して乗り切る。
2. 外部モニタ接続し、GPUに負荷を掛けてトラブル出しし、無償交換する。
どちらも理想的とは思えない。1は来年の夏あたりには怖くて使えなくなりそうだし、2だって不具合が発生する保証はなく単に傷めるだけになるかもしれない。やはり、せめて3年、今回のGPU問題のみ無償で対応して欲しいとAppleに伝えるしかないのかも。
ただし、米国でもMacBook Pro: Distorted video or no video issuesと同じ対応らしいので、日本だけ延長とかはなさそうだけど。。。