新しいジョブズ本『スティーブ・ジョブズ II』と『スティーブ・ジョブズ III』が4月10日に出版されます。
いわゆるベストセラーになったジョブズ本ではなく、知る人ぞ知る、あの脇英世氏によるジョブズ本が2冊。同時発売です。
ちなみにこの本、恐らく、 いや間違いなく一番詳しく調べられたジョブズ本です。書かれている時代に限っていえば。
一番詳しいジョブズ本?
2014年に出た『スティーブ・ジョブズ −青春の光と影−』は、「生誕から、25歳頃までの青春時代(まえがきより)」だけに絞った本で512ページ。
ジョブズの家系について、生みの両親はもちろん、更にその 祖父母の生没年や出生地などが 示されています。よくジョブズはシリア系の移民などという話が出ますが、この本からシリア 、スイス、ドイツがルーツであることが分かります。
アップル創業期の間取りと部屋割り |
またアップル創業時代についても、ガレージを出た最初の事務所や、インフィニティ・ループに越してきたころの間取りと部屋割りなども書かれています。
今回は、『スティーブ・ジョブズ II −アップルIIIとリサの蹉跌−』と『スティーブ・ジョブズ III −マッキントッシュの栄光と悲惨− 』というサブタイトルから、恐らく1980年から1985年という6年ほどの期間について、800ページが割かれているようです。
この時代に絞ってみれば、世界一詳しいジョブズ本であるのも納得だと思います。
著者 脇英世氏
前著には、東京電機大学の教授であり、東京電機大学の出版局長を兼務されていると書かれていましたが、まさに本日3/25に出版局長を退任するという発表がありました。
出版局長だより (第31回) « 東京電機大学出版局
70歳の定年退職まで1年と書かれていますが、是非今後も続編を上梓してほしいものです。
とにかく詳しいジョブズ本、4月発売が楽しみです。
もし「1」を読まれてない人は書店などで確認してみてください。