ベストセラー「ウェブ進化論」の完結編と銘打たれた梅田望夫さんの「ウェブ時代をゆく (ちくま新書)」を読んだ。
「社会変化とは否応もなく巨大であるゆえ、変化は不可避との前提で、個はいかにサバイバルすべきか」を最優先に考える梅田さんが、これからのウェブ時代にどう対応するべきかを書いた本。
ウェブ時代がいかに知識習得を容易にしたか(高速道路)、それゆえにその後の大渋滞がおきているということ。コモディティ化を避けるためには敢えて「けものみち」を選ぶことも一つの選択肢だということ。
そこから梅田さん自身がロールモデルを常に考えてきたことを紹介。ロールモデルの選択前に自分が大組織向きか小組織向きか。梅田さんは大組織を否定することなく、「けものみち」の歩き方の紹介。
梅田さんが「ウェブ進化論」で説明したことを前提に、本当に今の若者に伝えたかったこと、考えて行動して欲しいことを書いた本だと思う。30くらいまでの人に特に読んで欲しい本。*と書いたけど他のブログでは30-45になってますねぇ。まあ本の中には実際その数字がでてくるわけですが。。。
以下、本書で言及のあったリンクなど。
- インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞:梅田望夫・英語で読むITトレンド - CNET Japan
- 高速道路を避けて生きることは可能か:梅田望夫・英語で読むITトレンド - CNET Japan
- bookscanner記 < 日記一覧より最初から読めます。
以下、とりあげられていた本。あとで知的2冊を再読、へんな会社とアメリカ素描を買って読もう。
- 知的生産の技術 (岩波新書)梅棹 忠夫
- 知的生活の方法 (講談社現代新書 436)渡部 昇一
- 「へんな会社」のつくり方 (NT2X)近藤 淳也
- アメリカ素描 (新潮文庫)司馬 遼太郎